
blog【琉球藍染カーディガンブルゾン】Jipijapa
Jipijapaの琉球藍染のカーディガンブルゾンは、とにかく服好きを唸らす佇まいに仕上がりました。
デニムの藍染に出会うことはできますが、こちらは麻100%を藍染で製品染めした一着です。麻ならではのシワ感や味わいが一層楽しめるものになっています。
普段のデニムジャケットと一味違い、麻なので軽い着心地でより体がリラックスして日常に寄り添ってくれる。まさにカーディガンとしてワードローブに加えてほしいアイテムです。
大人な表情に魅了されること間違いなしの一品です。
今季のコレクションの中でも、技巧を凝らした作りのこちらは、カーディガンを重ね着しているかのように前立てが二枚重ねになっており、紐で取り外し可能です。
ボタンではなく、連なる紐でベストとアウターが繋がっている作りに目を見張る機能美を詰め込んでいます。
デザイナーの得意なミリタリーの要素からきており、外したり付けたりは手軽なボタンに比べて手のかかる作業かもしれませんが、さわれば触るほど次第に愛着が湧いてくる不思議。ぜひそこを楽しんでいただければと思います。
カーディガンの前ボタンを開くと、ベストをレイヤードしているかのようなデザインで着ることができ、着用すると全体のスタイルが非常に良く見えるバランスになっています。
さっと羽織るだけでもきまりますが、パーツを外したり、ボタンを留めたり、コーディネート欲が掻き立てられるアイテムとなっています。
藍染は「琉球藍染」と呼び、沖縄の北部にある山奥で一枚一枚丁寧に職人により手染めしています。
製品染めは一着一着に込められる造形美が深く、何回も何回も染めを繰り返し人の手と時間をかけて完成します。
特にこの深い濃紺を出すためには、十数回以上重ね染めを行うことが必要です。
さらには、琉球藍栽培発祥の地、本部町伊豆味では手染めの工程だけでなく、琉球藍の栽培から、製藍、染織までを昔ながらの製法で行っています。
とても手がかかり技術を要するものなので、沖縄でもなかなか出会えない製法です。今回は、池原幹人さんによる「藍ぬ葉あ農場」との出会いによって生み出すことができました。
今回のコレクションでは、アイテムごとに染め重ねによる濃淡や、染色方法に変化を出し、「沖縄の青空を感じさせるライトブルー」や、「深海の様な濃紺カラー」、滲み出たような部分的なグラデーションを表現しました。
デザイナー加賀清一と沖縄の地による琉球藍染職人がタッグを組んだことで初めて生み出された一着です。
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琉球藍染カーディガンブルゾン
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